スマホで本を読んでいると、目が疲れたり、通知が来るたびに読むのが止まったりします。専用の電子書籍リーダーは、その二つをまとめて減らしてくれる道具です。
ただ、Kindleだけでも機種がいくつもあり、楽天Koboや、ストアを選ばないBOOXのような端末もあります。この記事では、どれを選べばいいかを「どのストアで本を買うか」と「何を読むか」の2つから整理しました。
先に結論を言うと、Amazonで本を買う人はKindle Paperwhite、楽天で買う人はKobo、いろいろなストアを使う人はBOOXが候補になります。

Amazonで本を買うなら、Kindleの4つから選ぶ
Kindleストアで本を買っているなら、端末もKindleにしておくのがいちばん手間がかかりません。いまのKindleは、目的で分けると4つのグループになります。
軽さと安さなら、無印のKindle
いちばん小さくて安いのが、名前に何もつかない「Kindle」です。重さは158gで、文庫本とほぼ同じ。通勤電車で片手に持っていても、腕が疲れにくい重さです。
そのかわり防水ではないので、お風呂では使えません。画面も6インチといちばん小さめです。まず電子書籍を試してみたい人、寝転んで読むことが多い人に向いています。

迷ったら、Kindle Paperwhite
Kindleで最初の一台としてよく勧められるのがPaperwhiteです。画面は無印より一回り大きい7インチで、防水(IPX8)なのでお風呂でも読めます。画面の色を暖色寄りにできるライトもついていて、夜に読むときに目がまぶしくありません。
上位版の「シグニチャーエディション」は、容量が2倍の32GBになり、ワイヤレス充電と、周りの明るさに合わせて画面の明るさを変える機能がつきます。マンガをたくさん入れておきたい人は、こちらのほうが容量の心配がありません。
Paperwhiteの世代の違い
Paperwhiteは数年おきに新しい世代が出ていて、セールや中古で前の世代を見かけることもあります。見分けやすいのは画面の大きさで、第10世代は6インチ、第11世代は6.8インチ、いまの第12世代は7インチです。
| 第10世代(2018年) | 第11世代(2021年) | 第12世代(2024年) | |
|---|---|---|---|
| 画面 | 6インチ・300ppi | 6.8インチ・300ppi | 7インチ・300ppi |
| 防水 | IPX8 | IPX8 | IPX8 |
| 色調調節ライト | なし | あり | あり |
| 容量 | 8GB/32GB | 8GB(16GB版もあり) | 16GB(シグニチャーは32GB) |
| バッテリー(最大) | ― | 10週間 | 12週間 |
| 重さ | 182g | 205g | 211g |
第11世代で大きく変わったのは、画面の色を暖色寄りにできる色調調節ライトと、USB-Cでの充電が付いたことです。第12世代では画面が7インチになり、ページめくりが前の機種より25%速くなりました。
いまから選ぶなら、夜に画面をまぶしくしにくい第11世代以降が目安になります。新品で買えるのは第12世代のKindle Paperwhite(16GB)と、シグニチャーエディション(32GB)です。
表の数字は、Amazonの発表資料(2018年10月・2021年9月・2024年10月)と商品ページで確認しました(2026年9月時点)。第10世代のバッテリーは、発表資料に週数の記載がないため空けています。

マンガや図の多い本なら、Kindle Colorsoft
Colorsoftは、Kindleで初めてカラー表示ができるようになったモデルです。大きさや防水はPaperwhiteとほぼ同じで、電子ペーパーの目にやさしい画面はそのままに、色がつくようになりました。
マンガの巻頭カラーや、実用書のグラフ・図解を色つきで見たい人に向いています。こちらにもシグニチャーエディション(32GB、ワイヤレス充電、明るさの自動調整つき)があります。


書き込みたいなら、Kindle Scribe
Scribeは10.2インチの大きな画面に、付属のペンで直接書き込めるモデルです。読みながら余白にメモを残したり、PDFの資料に赤を入れたりと、ノートのようにも使えます。画面が大きいので、マンガを見開きで読むのにも向いています。
ただ、値段はKindleの中でも飛び抜けて高めです。読むだけなら、ほかの3つで足ります。書く機能が本当に必要かどうかは、Kindle Scribeは読むだけの人に要らない?で比べています。

楽天で本を買うなら、Kobo
楽天Koboストアで本を買う人や、楽天ポイントを貯めている・使いたい人は、Koboを選ぶことになります。Kindleにはない機能を持った機種もあります。
ページをボタンでめくりたいなら、Kobo Libra Colour
7インチのカラー画面に、ページをめくる物理ボタンがついています。持った手の親指で押すだけ。画面に触らなくても読み進められます。防水で、別売りのペンを使えば書き込みもできます。

小さく安く済ませたいなら、Kobo Clara BW
6インチの白黒モデルで、片手にすっぽり収まります。値段が手ごろなうえに防水なので、通勤やベッドで読むのにちょうどいい一台です。

ストアをひとつに決めたくないなら
「KindleもKoboも使っている」「ebookjapanやDMMブックスで買ったマンガも同じ端末で読みたい」という人は、次の2つが候補になります。
複数のストアを1台にまとめるなら、BOOX
BOOX(ブークス)は、Androidが入った電子ペーパー端末です。BOOX Go6やBOOX Go Color 7といった機種があります。スマホと同じようにGoogle Playからアプリを入れられるので、Kindle・楽天Kobo・ebookjapan・少年ジャンプ+などを1台に並べられます。
気をつけたいのは、設定がスマホに近いぶん、機械が苦手な人は最初に少し戸惑うかもしれないこと。値段もKindleより高めです。
雑誌や見開きのマンガなら、iPadなどのタブレット
電子ペーパーではなく、ふつうの液晶タブレットを選ぶのもありです。画面の切り替えが速く、色もきれいなので、雑誌や料理本、見開きのマンガを大きな画面で見るならこちらが向いています。
一方で、画面が光るぶん長い時間読むと目が疲れやすく、電子ペーパーの端末より重めです。小説を何時間も読む使い方には、あまり向きません。
どれを選ぶか、一覧で確認
| こんな人 | 合う端末 |
|---|---|
| Amazonで買う。軽さと値段を優先したい | Kindle(無印) |
| Amazonで買う。お風呂でも小説を読みたい | Kindle Paperwhite |
| Amazonで買う。マンガや図解を色つきで見たい | Kindle Colorsoft |
| 楽天ポイントを貯めている。ボタンでめくりたい | Kobo Libra Colour |
| いくつものストアで本を買っている | BOOX |
| 雑誌を大きな画面できれいに見たい | iPadなどのタブレット |
端末を買ったら、最初に読む1冊を
専用の端末で読むと、スマホの通知に呼び戻されずに本の中にいられる時間が長くなります。
端末が届いたら、読み放題で試せる本から始めるのも手です。Amazonプライム会員なら追加料金なしで読める本もあります(Prime Readingのまとめ)。何を読むか迷ったら、本屋大賞の歴代作品をまとめた別サイトも使ってみてください。



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